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毒親の記事はたくさんありますが、母と娘の場合に起きることは、少し違います。
娘は、母にとって比較対象になるからです。
同性で、年下で、同じ土俵に立てる。だから否定が、外見と若さに集中します。息子にはあまり起きないことだと思います。
私は母との関係を、子どもの頃からずっと抱えています。今も続いています。その立場から書きます。
「似てないね」と言われて、喜ぶ母だった
デパートの化粧品カウンターに母と行くと、店員さんに言われることがありました。
「似ていないですね」
母はそれを喜びました。
母は美人な人でした。 その母に似ていないということは、私はそうではないということです。思春期の頃は言われ慣れてて「はいはい、そうですね。」と流せてました。
母はそれを、褒め言葉として受け取っていました。
母の価値観は、人を上下に並べることでした
これは外見だけの話ではありません。
母の友達に、綺麗で優しい人がいました。私が「いい人だね」と言うと、母はこう返しました。「あの人は子ども産んで太ったから」
私の友達の母親が持っているバッグを見て、ブランドのランクが低いと言ったこともあります。
そして娘の私に対して「同級生だったら友達になっていない」と、言いました。直接的にわざわざランク下だよと言われているんですよね。いう必要ないと思うんですが、何が癪に触ったのかは分かりません。
今思えば、どうでもいい話です。誰が太ろうが、どのブランドを持とうが、他人には関係ありません。
でも母にとっては、関係がありました。人を並べて、自分がどこにいるかを確認する作業だったからです。
娘は、その序列の中に置かれます
ここが母娘の難しいところです。
母が「自分は綺麗である」ことを最大の価値にしている場合、娘はその価値を脅かす存在になります。同性で、年下だからです。
だから並ばせません。娘を下に置いておく必要がある。
子どもの頃からブス扱いをされ続けていて、今もそうです。自転車が赤いことをバカにされ、まつ毛パーマは「あんたには無駄」と言われ、ジェルネイルは「センスが悪い」と言われる。
自分の金で買ったものでも、笑われます。
外見を否定されるのは、外見が悪いからではありません。 そこが母の得点源だからです。
「働いている」ことも評価されません
もうひとつ、母娘特有だと思うことがあります。
母はほとんど働いたことがない人です。だから、女性が働いていること自体に価値を見出しません。私に女として価値がないから専業主婦になっていないという昭和の理屈のようです。
私が仕事で何かを達成しても、そこは評価の対象になりません。独身でいること、子どもがいないこと。そちらのほうが強く言われます。
「子どもも産んでいないのに」と最近言われました。
私が気にしていると想像できずに言っているのか、気にしていると分かったうえで言っているのかは分かりませんが、娘には無神経な発言をしても問題ないと思っているのでしょう。
そして私は、ロゴが大きく出ているブランド品があまり好きではありません。ファッションは値段関係なく好きなものを好きに着るのが好みで、ロゴどん服は私的には合わない。
でも母はロゴが出ている衣服を好みますし、成金ファッションが大好きで取り繕っているだけです。母には家柄が低いというコンプレックスがあり、その出自を隠すためにわざわざ逆のことをしているようにしか見えない。
母が全力で整えていて、それでも本当に地盤のある家の人には届いていないということを冷めた目で見ていました。
▶ 恵まれて見える家の毒親|貧しくないと、しんどいと言えない
恋愛に、そのまま出ます
ここまで書いてきたことは、全部恋愛に持ち込まれます。
自分の価値を、外見で測ってしまう
外見で採点され続けると、自分の価値がそこにあると思い込みます。
私は自分の見た目に自信がありませんでした。そして同時に、他人のことも外見で値踏みしていました。 彼の周りにいる女の子を、勝手に採点していた時期があります。
されてきたことを、そのままやっていました。
外見を褒められると、判断が止まる
そして、これが一番危ないところです。
外見を否定されて育つと、外見を褒められることに弱くなります。
私はそれで、ひどい相手を何度も選びました。褒められた時点で判断が止まるんです。この人は私を認めてくれた、と。
でも今なら分かります。会って早々に容姿を褒めてくる人は、それが効くと知っている人です。手慣れているか、外見しか見ていないか、どちらかです。
本当に大事にしてくれる人は、そこから始めません。
家で否定され続けた人ほど、この入口を通ってしまいます。渇いているところに水を差し出されたら、誰が差し出したかを確認する前に飲んでしまうので。
好きだと言えない
気に入っているものを笑われて育つと、好きだと表明しなくなります。
これは恋愛でも同じです。本当は毎日連絡がほしくても言わない。会いたいと思っても引き下がる。重いと思われたくないから。
要求しない人は、扱いやすいです。 だから雑に扱う相手が居座れる余白ができます。
相手の事情を理解しすぎる
論点が定まらない相手と会話しようとすると、消耗します。だから理解するんです。相手の言い分に自分で筋を通してしまえば、噛み合わなくても処理できるので。
これは優しさではなく、自分の消耗を減らすための処理です。
そして恋愛でも自動で動きます。連絡が来なくても、忙しいんだろうと処理する。理解した時点で、話が終わってしまう。 相手には何も伝わりません。
▶ 毒親を許すべきなのか|理解はしているけど、許してはいない
母を嫌えないのが、また厄介です
正直に書いておきます。
私は母を嫌ってはいません。
理解しています。母には母の事情があって、あの人なりに全力だったとも思う。母が入れなかった世界に、私を代わりに入れようとしていたのも分かります。
でも、それは私のためではありませんでした。
距離があれば、まともな娘でいられます。 近くにいれば、また同じことが始まる。だから離れています。
嫌いにならずに済んでいるのは、離れているからです。
この話は、周りの人にできません
母娘の問題は、特に伝わりません。
「お母さんがそんなこと言うわけないじゃん。あなたのことを本当に思ってるからだよ」
慰めではなく、事実の否定です。相談した結果、自分の記憶のほうが間違っていることにされる。
「でも母親でしょ」「女同士なんだから」も同じです。母娘は仲がいいものだという前提があるので、そうでない場合の話が通じません。
そして、何度か経験すると話さなくなります。
だから私は、事情を知らない人に話しています。
自分を知らない相手には、前提の説明が要りません。母がどんな人か知らないので、そんなこと言うわけないとも言われない。話したことが、そのまま事実として扱われます。それだけでかなり違います。
私が使っているのはココナラのメール占いです。
母娘の話は、声に出そうとすると詰まります。説明が長くなりますし、言いながら涙が出て話にならないこともある。文章なら、書きながら整理できます。深夜に打って、返事を待つという使い方ができます。返信までの日数は相手によるので、急ぐときは目安を確認してください。
料金は幅がありますが、安いものだと500円台からあります。最安のものは文字数が限られるので、しっかり書きたいなら数千円の枠のほうが向いています。
選ぶときは、プロフィールに「家族」「親子」と書いてある人にしてください。 恋愛専門の先生に母の話をすると、噛み合わないことがあります。
そして、母を悪者にしてくれる人だけを選ばないほうがいいです。「お母さん、ひどいですね」と言われるとその瞬間は気持ちがいいですが、それだけで終わる人だと、また同じ話をしに行くことになります。
さいごに
母娘の関係は、外から見えにくいです。
暴力があったわけでも、放置されたわけでもない。むしろ手はかけられている。それでもしんどい、という状態を説明するのは難しいです。
ただ、ひとつだけ書いておきます。
外見を否定されてきた人が、自分をブスだと思っているのは、事実の認識ではありません。 家の中で下された評価を、そのまま持っているだけです。
家の中の評価は、家の中では検証できません。外で確かめるしかない。
私もまだ途中です。褒められても社交辞令だと思ってしまいます。ただ、あれが母の基準だったと分かっただけでも、少し違います。
※この記事は個人の体験に基づくものです。心身の不調が続いている場合は、医療機関や公的な相談窓口の利用も検討してください。厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、無料の相談先が案内されています。

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